こんにちは。宇治市の中村歯科医院、院長の中村航也です。

「歯茎から少し血が出るくらい、大丈夫だろう」と放置していませんか？ 実は、この軽い出血から始まる歯周病は、日本人の成人の約8割が罹患している、非常に身近で、かつ恐ろしい病気です。

歯周病は、歯を失う最大の原因となるだけでなく、お口の中だけにとどまらず、全身の健康を脅かす深刻な問題に発展することが、近年の研究で明らかになっています。

🚨 歯周病が引き起こす、体のSOSサイン

歯周病菌（代表的なものはPorphyromonas\ gingivalisなど）やその毒素は、歯茎の血管から体内に侵入し、血流に乗って全身を巡ります。その結果、以下のような病気のリスクを高めることがわかっています。

* 糖尿病の悪化: 歯周病が糖尿病の血糖コントロールを悪化させ、逆に糖尿病が歯周病を重症化させるという負の連鎖が起こります。

* 心臓病・脳卒中: 血管内で炎症を起こし、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。

* 誤嚥性肺炎: お口の中の歯周病菌や細菌が、唾液と一緒に誤って肺に入り込むことで発症します。特に高齢者の方は要注意です。

歯周病は、もはや「お口の病気」ではなく、**「全身の健康を左右する病気」**なのです。

🔑 専門医による精密な「早期発見」が健康寿命を延ばす

歯周病は初期には自覚症状がほとんどなく、以下のようなサインが出た頃には、すでに進行しているケースが多く見られます。

* 歯磨きをすると歯茎から血が出る

* 歯茎が赤く腫れている

* 口臭が気になる、口の中がネバつく

これらのサインを見逃さず、早期に専門的な治療を受けることが、ご自身の歯を守り、そして健康寿命を延ばすための最善策です。

当院は、私自身が日本歯周病学会認定の専門医として、長年培ってきた知識と技術を活かし、患者様一人ひとりの歯周病の進行度を精密に診断いたします。

単に歯石を取るだけでなく、お口の中の細菌の状態を検査し、深い歯周ポケットの清掃（SRP）、そして再発を防ぐためのオーダーメイドのメインテナンスプログラムをご提案します。

「まだ大丈夫だろう」という思い込みは禁物です。

あなたの健康と未来のために、まずは一度、歯周病の専門的なチェックを受けてみませんか？

私たちは、地域の方々の健康を「お口」から支えるパートナーとして、全力でサポートさせていただきます。

宇治市　中村歯科医院院長　歯周病学会専門医　中村航也