COLUMN

医院コラム

こんにちは。宇治市の中村歯科医院、院長の中村航也です。


毎日のお子さんの仕上げ磨き、本当にありがとうございます。頑張っているお父様、お母様からよく聞かれる質問があります。それは、「この仕上げ磨き、いつまで続けるべきでしょうか?」というものです。

今回のブログでは、お子さんの成長に合わせた仕上げ磨きの適切な「止め時」と、効果的に虫歯を防ぐためのワンポイントアドバイスをお届けします。


🔑 仕上げ磨きの最も重要な役割とは?

お子さんの手はまだ不器用で、歯ブラシを細かく動かすことができません。特に、奥歯の溝や歯と歯の間は磨き残しが多くなり、虫歯の温床になってしまいます。仕上げ磨きは、親御さんがこの「磨き残しやすい場所」をフォローするために必須なのです。


📅 年齢別・仕上げ磨きの目安

・小学校低学年まで

永久歯(特に6歳臼歯)が生え始める時期 | 最も重要! 完全に親がチェックし、奥歯と歯と歯の間を念入りに磨く。

・小学校中学年

自分で磨く練習期間 | 本人が磨いた後に親がチェック。染め出し剤を活用するのもおすすめです。

・小学校高学年以降

永久歯の噛み合わせが安定 | 歯ブラシの持ち方や動かし方が習得できていれば、徐々に本人に任せてOK。ただし、月に一度は親がチェックを。


特に6歳頃に生えてくる永久歯(6歳臼歯)は、溝が深く、生え始めは背が低いため、最も虫歯になりやすい歯です。この時期の仕上げ磨きは、絶対に手を抜かないようにしましょう。


💡 プロからのおすすめワンポイント

仕上げ磨きをより完璧にするなら、歯ブラシだけでは届かない「歯と歯の間」をケアするデンタルフロスの活用をおすすめします。フロスの使い方については、当院で丁寧に指導させていただきますので、お気軽にお声がけください。


仕上げ磨きは大変ですが、「永久歯を一生の宝物にする」ための大切な習慣です。当院では、定期的なフッ素塗布や、正しいブラッシング指導を通じて、お子さんの健やかな成長をサポートします。


宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也