COLUMN

医院コラム

矯正中、いちばん気をつけたいのが「歯磨き」。

装置の周りに汚れがたまりやすく、虫歯や歯ぐきのトラブルのリスクが高まるためです。

「いつも通り磨いてるつもりなのに、虫歯ができてしまった…」

そんなことにならないよう、今回は矯正中の正しい歯磨き方法と、おすすめグッズをご紹介します。



なぜ矯正中は虫歯になりやすい?


矯正装置(ワイヤーやブラケット)がついていると、どうしても歯ブラシが届きにくい場所が増えます。

食べ物のカスやプラーク(細菌のかたまり)が残りやすくなり、次のようなリスクが高まります:

• 虫歯

• 歯ぐきの腫れ(歯肉炎)

• 口臭

• 白く濁る「ホワイトスポット(初期むし歯)」

これを防ぐためには、いつも以上に丁寧なケアが必要です。



矯正中の正しい歯磨きのポイント


1本ずつ丁寧に

歯と装置の間、装置の周りを小さく動かしながら磨くのがコツです。

歯と歯ぐきの境目にも注意

ブラシの角度をつけて、歯ぐきとの境目も忘れずに。

1日2〜3回、できれば毎食後

時間がない時も、最低1日2回は丁寧にケアしましょう。



おすすめケアグッズ5選!


矯正用歯ブラシ(V字カット)

ブラケットの周りを効率よく磨ける専用ブラシ。

毛先がカットされていて、装置の形にフィットします。

タフトブラシ(部分磨き用)

奥歯や細かい部分にピンポイントで届く小さな歯ブラシ。

仕上げ磨きの必須アイテム!

歯間ブラシ

装置と歯のすき間にたまった汚れをしっかり除去。

使いやすい「L字型」がおすすめです。

フロス(矯正用スレッダー付き)

歯と歯の間をケアするための必需品。

矯正中でも通しやすくなっているタイプを選びましょう。

マウスウォッシュ(ノンアルコールタイプ)

仕上げに使うことで、口の中をさっぱり&殺菌

アルコールなしのやさしいタイプが安心です。



まとめ|ちょっとした手間が未来の歯を守ります


矯正中のケアは、“ちょっと面倒”が最大の落とし穴

でも、ここでしっかりケアしておけば、

装置が外れたときに「きれいな歯並びと健康な歯」を同時に手に入れることができます。


歯磨きの仕方やグッズ選びに迷ったら、いつでもご相談くださいね!

当院では患者さんに合った歯磨き指導やおすすめアイテムのご案内も行っています。


📞 矯正中のケアでお困りの方はお気軽にご相談ください!

あなたの歯をいっしょに守りながら、きれいな歯並びを目指しましょう!


宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也