大人の歯が生えた頃、歯の形がチューリップの様な形ではなかったでしょうか?
歯の異常と思われがちですが、これは正常な形です。これをマメロン(節縁結節)と言います。
上下の前歯に見られるもので、一般的に幼少期歯に見られ、大人になるにつれて自然に削れていきます。
歯が欠けたわけでも無く、歯の形が異常なわけでもなく、個人差はありますが生えてきたばかりの歯は擦れて削れたりしていないので、綺麗にマメロンが残っているわけです。つまり新品の証です。
マメロンはずっと残り続けるわけではありません。
日々の食事や歯ブラシ、食いしばりなどで徐々に摩耗していきます。
永久歯が生えてからこのマメロンが2年経っても残っている場合は噛み合わせが悪いことが考えられます。
マメロン自体は悪いものではなく、健康上何の問題もありません。
見た目が気になる方は削って平にする事も可能ですが、歯が染みる可能性も出てきます。
自然にすり減るのを待つのが良いかもしれませんね。
大人になってもマメロンがある方は噛み合わせが良くない場合もありますので、是非お気軽にご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也