皆さん歯医者は好きですか?
ここで〝いいえ〟と答える方が大半を占めると思います。
その中でも「歯医者に行くと考えただけで怖い」「行こうとすると動悸がする」「過去の痛い経験から治療が怖い」そんな方は歯科恐怖症かもしれません。
歯科恐怖症とは
歯を削るなどの歯科治療はもちろんのこと、歯科クリニック内に充満している独特な臭いや音などにも恐怖心を抱いてしまう病気です。お口の中を診査したり、歯を削ったりするなどの具体的な歯科処置が行えなくなるため、口腔内の異常を改善することが困難となってしまいます。それでも患者さんの意志とは別に、身体が拒否してしまうため、治療を諦めざるを得なくなるのが現実です。
その患者数は全国に500万人いるとも言われています。割合で言うと20人に1人くらいです。
歯科恐怖症の原因は、過去に歯科治療で怖い思いや痛い思いをした経験が原因となることがほとんどです。例えば、子どもの頃に初めて受けた虫歯治療がトラウマとなって、その後も歯医者さんに強い拒否反応を示してしまう人は少なくありません。その結果、歯医者さんから足が遠のいてしまい、成人してからも歯科治療を受けられない状態となってしまうのです。
安全に歯科治療を行うためにも「歯科恐怖症」の克服は重要であると考えています。
歯科治療を行うにあたって、患者様の精神的な不安や緊張を取り除き、
安心に快適に治療を受けていただくことが理想です。
麻酔に関しても近年では表面麻酔(痛みのない塗るタイプの麻酔)をしてから注射麻酔を行う医院も多く、できるだけ痛みに配慮した治療を行っておりますので、不安な方はご相談ください。
歯科治療恐怖症から脱出していただくことを目指しましょう!
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也