COLUMN

医院コラム

夏の兆しが出てきて、半袖でも過ごせる日が増えてきましたね。

夏といえば、歩くだけでも疲れてしまうくらい体力を奪われます。

そんな時に酸っぱい飲み物飲みたくなりますよね!


クエン酸は疲労回復に効果があるといわれ、レモンや梅干しに含まれる酸っぱい成分のことです。


クエン酸は代謝を良くする、疲労物質の乳酸を分解するなどの働きに加え、カルシウムや鉄・亜鉛といったミネラルの吸収をサポートする働きもあります。またクエン酸は、からだにためておけないため、回数を分けてこまめに摂る方が良いそうです。疲労回復に必要な量は1015g(レモン半分、梅干し約5個)といわれています。


しかし、クエン酸は歯の大敵!

通常は唾液が酸を洗い流して中和するため、大きな問題にはなりませんが、強い酸に長時間、または繰り返し酸に触れていると歯の表面のエナメル質が溶けて薄くなったり、やわらかくなったりする「酸蝕歯」という状態になってしまうことがあります。


レモンジュースなどを「ダラダラ飲み」してしまうと、常に歯にクエン酸があたり中和を阻害してしまいます。ストローなどを使って歯にあたらないように工夫するのも一つの手ですね!

酸っぱい食べ物が好きな方も沢山いらっしゃると思います。酸性が強い食べ物を食べた後はお口を水ですすぐなども有効的です。


少しでも心配な方は是非一度ご来院ください。


宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也