赤ちゃんの指しゃぶりは口の機能の発達にとても重要です!
しかし、いつまでさせていいのだろうかと不安になる保護者様も多いと思います。
今回は子供の指しゃぶりについてお話ししていきます。
◇乳幼児期
この時期の指しゃぶりは遊びの一つです。
生まれた頃から備わっている吸啜反射で、生後2〜3ヶ月は無意識に指しゃぶりをしています。
5ヶ月ごろになると、色んなものを口に入れて形や味を学習します。
◇幼児期 1〜2歳
この頃になると歩くことができるようになり、
以前のように遊びの一つではなくなります。
眠い時や不安な時、お腹が空いた時なんかに見られるようになります。
◇幼児期 3歳〜5歳
今までの習慣で、夜寝る時に見られることはありますが自然に減っていきます。
家では保護者の方と遊び、外ではお友達と遊ぶことが増えるため指しゃぶりの回数は減っていきます。
◇学童期
癖が抜けず指しゃぶりをしてしまう子が稀にいますが、この頃になると指しゃぶりは無くなります。
指しゃぶりをしてしまっている子がいれば、自然とやめれるように声かけをしていきましょう!
指しゃぶりは成長していく過程でとても大切な自然行為です。
しかし、乳歯が揃う3歳まで指しゃぶりが続いていると歯並びに影響が出ると言われています。
指で歯を押すことで動いてしまったり、吸う力で顎の成長を妨げてしまいます。
怒ってやめさせるのではなく、心に不安を抱えていると安心させるために指しゃぶりをします。
無理してやめさせるのでなく、自然にやめていける働きかけをしましょう!
そう言った指導も行っていますので、是非ご気軽にご来院ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也