COLUMN

医院コラム

皆さんこんにちは!

前回のブログで歯周病についてご理解いただけたでしょうか?


本日は歯周病の進行によっての治療法について詳しくお話ししていこうと思います。


歯周病 軽度

歯周ポケット検査をし、歯と歯茎の深さを測ります。その際にプローブ(深さを測る器具)で歯茎の中に歯石がないかも確認します。

その後、超音波スケーラーや手用スケーラーを用いて歯茎の上の歯石を除去します。

2週間以降に再度歯周ポケット検査をして、異常がなければ定期検診へと移ります。


歯周病 中等度

上記同様、歯周ポケット検査をし、歯茎の上の歯石取りをして歯周ポケット検査をします。

この段階でまだ歯茎の中に歯石があった場合、再度超音波スケーラーと手用スケーラーを用いて、歯茎の中の歯石取りをします。

3回目の歯周ポケット検査をして、異常がなければ定期検診へ移ります。


歯周病 重度

上記に加え、外科処置または再度歯茎の中の歯石とりをします。治療内容によっては何度か通院していただきます。

再検査をし問題がなければ定期検診に移ります。


このように歯周病は進行度合いによって、治療の回数と内容が変わります。


軽度であれば通院は最短で2回で終わりますが、重度になってしまうと何度も通院してもらう可能性があります。


次回は歯周病 重度の治療法で出てきた外科処置についてお話ししていこうと思いますので、楽しみにお待ちください!


宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也