以前も歯周病のお話をしましたが、大事なことなので再度お話ししていこうと思います!
皆さん、歯周病といえばどんな病気だと思いますか?
「歯がなくなってしまう」
「歯茎が下がってしまう」
こんな印象をもっていませんか?
どちらも正しいのですが、なぜそうなってしまうかを理解することが何よりも大切です。
歯周病とは歯垢(プラーク)中の歯周病原細菌によって引き起こされる感染性炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐきに炎症(歯肉炎)が起こり、さらに進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。
歯周病が軽度の場合歯磨きをすると、歯茎が赤く腫れ上がり出血します。歯が浮く感じや歯ぐきがむずむずする感覚があります。
歯周病中等度になると、骨が溶ける量が増え、歯茎が下がります。膿が出る場合もあり、歯の揺れによりものが噛みにくくなります。
歯周病重度になると、骨が更に溶けて歯を支える骨が1/3以下になります。
歯の揺れにより噛むことができず、膿が出て口臭も強くなります。
歯周病は、病気が進行すると歯が抜けてしまい、食生活や社会生活に影響を及ぼします。日本では、55~64歳で歯周病の有病者率が82.5%と、他の病気に比べ高率を示しています。歯の喪失状況も60歳代で14本の歯を失い、80歳代で約半数の人がすべての歯をなくしています。その原因の約9割はむし歯と歯周病で占めているのです。
歯磨きするときに血が出てる方は要注意です!
歯科受診をおすすめします。
次回は歯周病の進行度によっての治療法をお伝えします!