歯がなくなってしまった時に提案される一つに入れ歯が入ってくると思います。
入れ歯を作ると食べ物を食べやすくなります。今まで歯がなくて噛めなかったものも噛むことができるようになって食の楽しみを実感できます。
そんな入れ歯に噛みにくいものがあると知っていますか??
①粘着性のあるもの
餅やガム・グミなど粘度が高いものは入れ歯では食べにくいです。これは粘度が高いので入れ歯が食べ物にくっついてしまうからです。
部分入れ歯でも総入れ歯でも安定するためにさまざまな工夫がされていますが、取り外しができる程度の安定性なので外れやすいという一面も持っています。
②硬いもの
せんべいを始めとする硬いものも食べにくいです。これは粘膜や支えている歯に負担をかけることで痛みが出ることがあるからです。入れ歯に使われる人工の歯は削れやすくできています。この人工の歯が削れてしまうと入れ歯が粘膜に触れることが多くなるのです。
粘膜に触れることが多くなると慢性的に刺激が加わることで褥瘡や口内炎が発生することがあります。
③噛み切らなければならないもの
噛み切るものとして有名なのは焼肉です。大きめのお肉だと嚙み切りますが入れ歯は噛む力は強いですが横からの力(噛み切る力)は弱いことが多いです。
それに頻繁に入れ歯の噛み合わせを始めとする調整をしなければいけません。
いかがでしょうか?
入れ歯を入れたらなんでも噛めるという訳ではないのです。
歯が抜けてしまった時に、ご自身のライフスタイルをしっかり考えた上で入れ歯、ブリッジ、インプラントを検討して見てはいかがでしょう。
是非一度ご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也