みなさんは定期的に歯医者さんに行っていますか?
もしも半年以上空いてる方は今すぐ近くの歯医者さんに行きましょう!
定期検診では虫歯のチェック、歯周病のチェック、クリーニング、指導をします。
その中でもクリーニングでは、細菌の塊の歯垢や歯石を取り、口腔内を清潔に保つことがとても重要です。
クリーニングでは必ずと言っていいほど、歯石とりをしませんか?
実は歯石にも種類があるのです。
①縁上歯石
歯茎の上に付いている歯石を縁上歯石といいます。舌で触るとザラザラとしており、歯と違う濁った白い石のようなものです。
特徴は黄白色、灰白色しており、歯垢が原因で唾液によって石にように固くなります。
縁下歯石より軟らかく、比較的簡単に除去できますが、歯茎の近くに出来ることから歯肉炎の原因にもなります。
②縁下歯石
歯と歯茎の間のポケットにある黒い歯石を縁下歯石といいます。
特徴は黒褐色しており、歯肉からの出血が原因で、歯肉溝滲出液が石灰化に強く関与します。
縁上歯石よりかなり硬く、除去するのが非常に難しいです。ポケットの中にできるため、歯周病の原因になります。
縁下歯石が着くと痛みを伴うので、麻酔下で行うことがほとんどで、4〜6回に分けて歯石を取ることが多いです。
歯石を取る事で、虫歯や歯周病の進行を抑えられるだけでなく、口臭の改善にも繋がります。
マスクの生活で口臭が気になるという患者さんが後を絶ちません。
縁下歯石が着く前に、クリーニングを行うことで痛みを大分抑えることができます!
みなさんも、定期的にクリーニングを行う事で清潔な口腔環境を保てますので、是非一度お掃除にいらしてください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也