患者様から「顎が痛い」「口を開けると音ががくがく言う」などの症状で来院される方が多くいらっしゃいます。
TCHというのは日本語で言うと「上下歯列接触癖」と言われています。
普段の生活で口を意識する事は少ないと思いますが、上と下の歯が触れ合っていませんか?
触れ合っている場合はTCHです。
触れ合っていない状態が正常で、上と下の歯の間は1〜3mm隙間があります。
これを安静空隙といいます。
実は1日の中で歯が触れ合う時間は20分程度と言われています!
主に人と話す時や食事、飲み込む時に瞬間的に触れ合いますが、それ以外は空いてる状態です。
もしもそれ以外で歯が触れ合っていると、TCHです。多くの場合は仕事中や家事、趣味を行っている時、集中してしまいますよね。
そんな時に触れ合ってしまう方が多くいらっしゃいます。
無意識のうちに出てしまうと、、
①歯が欠ける
②歯周病が進行
③舌や頬を傷つける
たくさんの弊害が出てきてしまいます。
これらの影響が関係すると、お口の中には粘膜に白い線のような跡が付いたり、舌に歯型がつく、歯が削れてすり減ってしまう、などの特徴があります。
もしもご不安な方は気軽にご相談ください!
TCHの予防方法などもお伝えいたします。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也