高齢になると残っている自分の歯の数は少なくなり、後期高齢者の平均値は約16本で、約3割の人が総入れ歯を使っています。
ですが、昔に比べると改善傾向にあります。
歯の喪失は、年齢が高くなるほど進み、高齢者では歯のない人が多くなります。
2016年に行われた歯科疾患実態調査における一人あたりの歯の数を年齢階級別に示したものによると、高年齢層ほど値が低く後期高齢者(75歳~)では、本来持っている歯の数(28本)の半数近くが失われています。(後期高齢者で20本以上の歯を持つ人は46%です。)
歯が一本なくなると、他の歯を支えにダミーの歯を作る必要があります。
最初は一本、、それが20本以上なるとどうなるでしょうか?
そうです。他の歯も負担が大きく歯の寿命が短くなってしまいます。
歯を失う原因として、むし歯よりも歯周病が多いのが現状です。
歯周病…41.8%
むし歯…32.4%
その他…25.8%
歯周病は痛みなどの自覚症状がほとんど出ない状態で進行します。
なので実際は成人の約80%が歯周病にかかっています。
自覚症状が出てきたときはすでに歯を喪失する手前まで進行しています。
歯周病は軽度から重度まであり、軽度から中等度の場合は治療することで治ることがほとんどです。ご自身でしていただくセルフケアと私たち歯科従事者が行うプロフェッショナルケアを合わせ、将来沢山歯を残せる未来を創りましょう!
是非一度ご来院ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也