COLUMN

医院コラム

ご飯をゆっくり食べる子もいれば、あっという間に食べ終わってしまう子もいるかと思います。



噛み合わせが悪い子、あごの発育が良くなく噛む筋肉が弱い子は食物がうまく噛めず、いつまでも口の中でモグモグしているのでしょう。



大人と違い、よく噛んで食べることを意識している子は少数です。
また、よく噛めないので、少し噛んでは丸呑みするような食べ方が気付かないうちに習慣になってしまっている子もいます。

 

肥満になる

一気に胃袋につめこもうとすると、そのスピードに満腹中枢がついていけず、追いついた時には既に腹八分どころか、腹十分、腹十五分になってしまっています。
これが肥満の原因の一つになってしまいます。

 

胃に負担がかかる

よく噛まなければ食べ物の塊が大きいまま胃に行ってしまいます。
当然、胃の消化に時間がかかってしまいます。
また、よく噛めば噛むほど唾液もよく分泌されます。
食物と唾液が混ざり合うことで胃での消化を助けるのです。


歯やあごの骨に悪影響

よく噛むということはあごの発育に欠かせません。
噛むことであごの骨は強くなり、周りの筋肉も強くするのです。
噛む事により唾液が口の中を潤すと、虫歯や歯周病の発生も抑制されるのです。



子供のうちからよく噛む事を学習する事で、大人になってからのメリットもたくさんあります。
皆さんも、お子さんの食事の仕方を一度チェックしてみてあげてはいかがでしょうか?
心配な場合は気軽に噛み合わせの相談に来院してください。


宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也