朝の口臭が酷くなるのは、寝ている時の唾液の分泌量が少なくなるからです。唾液はお口の中の細菌を洗い流す作用があり、臭いの原因を取り除いてくれています。しかし、寝ている間は唾液の分泌量がぐっと減り、乾燥状態になります。よって細菌がどんどん増え朝の口臭がひどくなります。
細菌によって口臭の原因となるガスがし、寝ている間は歯磨きもしないので細菌が活発になり、臭いを発生させます。
以前のブログにも書いた様に、唾液には抗菌作用があります。しかし、寝ている間は唾液の量が減る為、唾液を飲み込む量も減ります。
その為、細菌を洗い流す事ができず、お口の中で細菌が増え口臭の原因になるのです。
朝の口臭を減らす方法は2つ紹介します!
①日頃のブラッシングケアにより、細菌の量を減らしていく方法です。細菌の量を減らす事により、口臭の原因のガスが減少します。
特に高齢になってくると唾液の量そのものが減ってきますので余計に口臭がひどくなることがあります。
②朝ご飯をしっかり食べる
これは空腹時に膵液が胃に入るためこの匂いが呼気に混じるためと言われています。
人の呼気は食後1~2時間は芳香性があり臭いがしませんが3~4時間も経って空腹になると不快臭を伴うようになります。
朝食を抜く方もいらっしゃいますが、少量だけでも取る様にしましょう!
朝は生理的に誰でも口臭がしやすいので、朝夜のブラッシングケアと朝食取っていくようにしましょう!
口臭が気になる方、歯ブラシに自信がない方是非一度ご来院下さい。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也