現在の日本の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳と世界でもトップクラスに長くなっています。それと同時に健康寿命との差が問題視されています。
平均寿命と健康寿命の間には男性で11年、女性で14年もの差があるといわれています。
このことから高齢者の多くは寿命が尽きるまでに何かしらの健康上の理由で制限された生活を過ごしている事が分かります。
今、この健康寿命と歯の本数の関係が注目されています。
実際に残っている歯が19本以下の人は、20本以上の人と比較すると約1.2倍要介護認定を受けやすいという実験結果があります。
また、歯がほとんどなく入れ歯も使っていない人は20本以上歯が残っている人に比べて認知症リスクが最大1.9倍にもなることも分かっているのです。
このことから分かるように歯の本数と健康は直結しています。
歯を失わないようにしっかりメンテナンスを受けましょう。
また、既に歯を失っている方は入れ歯やインプラントを使ってお口の機能を回復することが必要になります。
ご自身の健康のためにも、少しでも気になることがあればご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也