COLUMN

医院コラム

みなさんはいつもしっかり噛んでごはんを食べていますか?

そう聞かれてもあまり意識されたことのない方のほうが多いと思います。


忙しい日常の中で時間を気にして食事することも多いですが、しっかり噛むということは健康にも直結しています。噛む回数が少ないとメタボリックシンドロームに関わってくる肥満や生活習慣病になりやすくなります。


それだけではなく、しっかり噛むと健康寿命が伸びることも明らかになっています。


では、実際どれくらい噛めばいいのでしょうか?


目安としては1口ごとに30回です。厚生労働省も『カミング30』という名前で呼びかけているのですが、1口ごとに30回しっかり噛んでみてください。

実際にやってみると意外にしんどく、普段の噛む回数の少なさを実感されると思います。


しっかり噛むことにより、唾液も出てきやすいのでむし歯やドライマウスの予防にも繋がります。


もちろんしっかり噛むには健康な歯が必要不可欠です。

なるべく長く自分の歯で噛めるように定期検診は必ず受けましょう。


宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也