歯を失った時の治療方法はたくさんありますが、今回は入れ歯とインプラントの噛む力についてお話しています。
まず、天然歯(ご自身の歯)の噛む力は、最大60kgあります。
一方、部分入れ歯では、天然歯の30〜50%程度しか噛めないといわれています。
入れ歯安定剤の市場規模は年間120億円を超えるというデータもあり、それだけ入れ歯に不満をもたれている方が多いことがよくわかります。
一方インプラントの噛む力は最大約60kgと天然歯に匹敵し、噛んだ感覚もほとんど変わらないといわれています。天然歯と同じような形をしており、歯ぐきや上顎を覆うこともないので味も変わらずに美味しく食べることができます。
もちろん入れ歯が悪い治療なのではなく、良いところもたくさんあります。
ご自身のお口にあった治療方法を選択することが重要です。
好きなものを美味しく食べられるようにしっかり治療やメンテナンスは受けるようにしましょう。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也