COLUMN

医院コラム

歯周病が全身の健康に関わっているということは以前からよく言われています。

では、具体的にお口の中にある菌はどのように全身へ影響を与えているのでしょうか?


まず、磨きの残しなどによってできる歯垢には1グラムあたり約1000億個の菌があるといわれています。これは便とほとんど同じ数です。


仮にすべての歯に5ミリの歯周ポケットがあるとすると潰瘍の面積は72平方センチ、だいたい手のひら大くらいのサイズになります。


この潰瘍面に露出している血管を通じて歯磨きなどの刺激があるたびに菌が血管を通じて全身に回っていくのです。


実際に心疾患や脳血管疾患の手術で、血管の組織から歯周病菌が見つかることもあります。


さらに喫煙していると歯ぐきの治癒力が下がるので危険度は増します。


また、過度のストレスがかかると体の免疫を阻害するのでより危険です。


健康に長生きするためにもしっかり歯磨きをし、定期検診を受けてお口の中の細菌数をなるべく減らし、日頃から規則正しい生活を心がけましょう。



宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也