COLUMN

医院コラム

皆さんは舌痛症という言葉を聞いたことはありますか?


舌痛症とは何もしなくても舌やお口の中の粘膜がピリピリと痛む病気です。


特に中高年の女性に多く見られ、午前中はなんともなくても午後になると痛む、食事中は痛みが治まる、など症状も様々です。


この舌痛症は原因が分かりにくく、病院に行っても気のせいだと片付けられることも多いようですが、最近の研究で脳内の神経伝達系が関係しているのではないかと分かってきています。


そこに作用する抗うつ剤で改善が見られることもあるようです。


ストレスはお口の中にも現れます。


痛みが長引くとさらなるストレスがかかるので、我慢せず早めに受診するようにしましょう。


今は内科など他の病院と連携しながら治療を行っている歯医者も増えています。


異常があれば早めに相談されることをおすすめします。


宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也