加齢にともない、「噛めない」「食事でむせやすい」「飲み込みにくい」などお口の機能が衰えることを「オーラルフレイル」と呼びます。
東京大学の研究では、このオーラルフレイルがある人は、ない人に比べて要介護になるリスクが2.4倍も高いことがわかっています。しかも、たった4年でそれだけ差が開いてしまうので注意が必要です。
ではその予防策は?
はい、奥歯でしっかり噛むことです。奥歯で噛んだ時にこめかみの筋肉が動いているかが見極めポイントです。
奥歯を失っているとしても、適切な治療によってしっかり噛める状態を取り戻すことは可能な時代です。
いつまでも元気で長生きするためにも、お口の健康にも気をつけましょう。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也