歯ブラシさえしっかりしておけば、歯医者に行く必要はない、とお考えの方も少なくないかと思います。
細菌とその代謝物のかたまりである歯垢(プラーク)はむし歯や歯周病の原因となりますが、歯ブラシだけの除去できる歯垢は58%、というデータがあります。つまり、半分は除去できていないのです。
その大きな理由が、歯と歯の間や、歯と歯グキの境目など、磨き残しが発生しやすい場所があるためなのです。
歯ブラシとフロスを併用すると、除去できる歯垢は86%にまでなります。
歯には前・後・左・右と4つの面がありますが、歯ブラシが除去できるのはこのうち前・後だけなのです。
当院では、正しいフロスや歯間ブラシの使い方を歯科衛生士がお伝えするようにしています。また、歯や歯グキの状態に合わせた歯ブラシ選びなども常時行っておりますので、お気軽にご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也