むし歯や歯周病によって歯がダメになり抜歯となる、このことはほとんどの方がご存知かと思います。ところが、抜歯原因第3位となると、まだまだ知られていません。
「歯根破折(しこんはせつ)」と言われるもので、歯の根の部分にヒビができたりすることで、やがて痛みを感じるにようになり、歯ぐきが腫れるようにもなってきます。最終的には歯が揺れてしまい、抜かざるを得なくなります。
原因としては、歯ぎしりや食いしばり、神経を取った歯、硬い食べ物の食べすぎなどとなります。歯磨きを一生懸命がんばっても予防ができない点が、歯根破折のやっかいなところです。
もちろん、夜間に装着するマウスピースなど、予防の方法はあります。また、歯ぎしりや食いしばりは自覚症状が無いケースも少なくありません。定期的に検診を受けることで、歯根破折の予防も心がけましょう。