「予防歯科」という言葉をご存知無い方はほとんどいないのではないでしょうか?
では予防歯科は具体的にどのようなことをすればいいかご存知ですか?
まず、その前に、なんのために「予防」するかを確認しておきましょう。
予防の目的は、「歯を残す」ことです。歯を残すことで、なんでもしっかり噛んでおいしく食べることは、体全体の健康とも強く関わっています。また、運動時等には歯をくいしばることでしっかりと力が入ります。その他、おしゃべりする上でも歯は不可欠なんです。
このように、歯を失わないようにするための手段が予防歯科なのです。
その方法は、日々の歯磨き、歯科医院での定期的なクリーニングや検診、食生活、など様々なのですが、究極の予防を一つだけ挙げろ、と言われれば、それは矯正治療になるのではないでしょうか。
これまで、矯正治療というと、歯並びの見た目をきれいにするためのもの、つまり、見た目が気にならないのであれば不必要な治療(あるいは、ぜいたくな治療)、という認識が一般的だったと思います。
ですが、正しい歯並びの人は歯のトラブルが少なく、その結果歯が残りやすい、ということが科学的にわかってきており、今では、歯を残すために矯正治療が必要、となってきているのです。
歯並びが正しければ、歯を磨きやすい(歯ブラシが届かない場所が少ない)のはもちろん、上下の歯がバランスよく噛み合っていれば、どこか特定の歯にだけ力がかかり過ぎることも防げます。
業界内ではこの認識が普及してきており、ここ最近、歯科医師や歯科衛生士、歯科助手で矯正を始める人がかなり増えています。
上下の歯がバランスよく噛み合っているかどうかは、一般の方には判断が難しい分野になりますので、お気軽に当院の歯科医師に「わたしの噛み合わせはだいじょうぶ?」とおたずねください。