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医院コラム

歯と動脈硬化、一見関係の無さそうなこの両者ですが、実は重要な関係があることが明らかになっています。

厚生労働省研究班によると、奥歯が無い人は、ある人に比べて動脈硬化になるリスクが約2倍高い、という関係があるのです。

動脈硬化の恐ろしさはなんといっても、脳梗塞や狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症等の原因である点です。

以下、それぞれの病気の症状です(出典:アステラス製薬『なるほど病気ガイド』より):

◯狭心症・心筋梗塞:

胸に非常に強い痛みが起こり、吐き気や呼吸困難なども起こります。心筋梗塞の発作を適切に処置できなければ、そのまま命をおとしてしまうこともあります。

◯脳梗塞:

突然、片側の手足のまひや、会話しにくいといった症状が起こり、しばしば後遺症が残ったり、ひどい場合には、そのまま命をおとすこともあります。

◯閉塞性動脈硬化症:

ひどくなると、少し歩くだけでふくらはぎなどに痛みが起こって歩けなくなり、しばらく休むとまた歩くことができるという症状(間欠性跛行:かんけつせいはこう)が起こります。さらに、放っておくと安静にしていても足が痛むようになります。血流が非常に悪くなると、足の傷や圧迫される場所の皮膚に潰瘍ができ、それが急に悪くなって、足を切断しなくてはならないこともあります。

奥歯が無いと、繊維質が多い野菜などの摂取が困難になることが原因ではないかと指摘されています。

柔らかい白ごはんやパン、麺類中心の食事に偏ると、様々な病気のリスクが高まります。

歯を失った場合は放置せず、歯科を受診して適切に噛めるようにすることが大切です。