COLUMN

医院コラム

歯を支える骨が減ってしまうと、やがて歯がグラグラして抜けてしまう…。

これが歯周病の恐ろしいところです。しかし、ある程度の骨の減少であれば、減った骨を再生して増やす治療が可能となりました。2017年に厚生労働省に認可された医薬品は、このような歯周組織の再生に効果があり、当院でも使用を開始しています。

注意が必要なのは、ただ単に塗り薬や飲み薬のように誰にでも処置ができるわけではなく、「歯周外科」という専門的な外科処置を行うことが欠かせません。歯周病専門医が在籍するような医院であれば、普段から専門的な外科処置を行っています。日本歯周病学会のホームページなどの名簿を参考にされるとよいでしょう。

「最近、歯グキが下がってきた」などの症状がある方は、歯を支える骨が減っていることが疑われます。専門医のいる医院で早めの受診をおすすめします。

学会にて、歯周組織の解剖学についてレクチャーを行う当院院長。

注意事項)

全身疾患や服用中薬剤、また術前の診査により適応外となる場合がございます。

歯周組織の再生は、手術後の経過に個人差がありますが、一般的に半年以上の経過観察が必要とされております。

術後に適切な歯周病のメインテナンス治療ができていなければ、悪化する可能性があります。